徒然なるままに

w-inds.への日々の想いを書きとめたもの

青い光探して歩く僕らはまだ道の途中

緒方龍一くんが2020年5月31日を持って病気療養のため事務所との契約終了、w-inds.を脱退することになりました。あまりにも突然の事で未だに気持ちの整理がつきませんが、いま思っている事をただ書きたいと思います。

最初に言いたいのはw-inds.は慶太くんだけじゃない、涼平くん、龍一くん、3人のw-inds.がとても素晴らしいグループだということ

w-inds.がどんなグループと世間に思われているかわかりませんが1番多いのは昔一世風靡したアイドルというもの。あとは慶太くんはよく知られていて、そこから右の人、左の人、色が黒い方、白い方の人など名前を覚えてもらっていないパターン。知らない人にとっては慶太くんを支える2人の印象はバックダンサーみたいなイメージかもしれないですが、このまま片方の人がいなくなってしまったで終わって欲しくないのでw-inds.の魅力についてお話させて下さい。

近年慶太くんが作詞・作曲・編曲、ボーカルディレクションまでするようになりw-inds.はセルフプロデュースをするダンスボーカルグループとして新しい一歩を踏み出していました。

日本国内ではメディア露出の少なさから中々現在を知ってもらえない状況が続きましたが、ここからw-inds.は過去の人ではなくまた新たに音楽関係者からも再注目されるようになり、橘慶太くんの音楽センスとプロデュース力も評価されるようになっています。

この記事の橘慶太人間力を語るから一部抜粋して“慶太はw-inds.の楽曲をセルフプロデュースすることに関してはかなり慎重だった。「w-inds.を私物化したと思われたくない」というのが慶太の言い分である。通算12枚目となるニューアルバム『INVISIBLE』のリリース日にデビュー16周年を迎えるw-inds.の三人――千葉涼平橘慶太緒方龍一は、相互補完するようにしてリスペクトし合い、表現力や人間性において自分に足りない部分を他の二人が埋めてくれていることを強く自覚している。涼平と龍一は、近年目を見張るほどのスピードで音楽家として成長している慶太を心からリスペクトしているし、慶太は慶太で、涼平と龍一がいるからこそw-inds.は、日本の音楽シーンで他に類を見ないグループになりえているという自負がある”と心境を吐露しています。

w-inds.を長年みてきたファンは承知の事実と思いますが、慶太くんはボーカルとしてとても華があるし、圧倒的に舞台で表現するために生まれてきたような何も考えずに見てもつい目で追ってしまうようなステージパフォーマンスを見せる人です。しかしそこに劣らず魅了的なのが全くタイプの違う千葉涼平さんと緒方龍一さんの存在。涼平くんの綺麗で無駄のないキレのあるダンス、時折披露される軽やかで綺麗なBreakin'、そして龍一くんを見ると音に楽しそうにのりながらダイナミックに踊りつつ軽やかに自由に見ている人の熱量を上げるような熱いダンス。その3人が一緒に並んだ時の圧倒的スター感とどこにも無駄がない、これ以上3人で完成することはないと思うようなパフォーマンスは見ている私達の心をいつも動かしていました。それは、慶太くんだけではなく涼平くん、龍一くんも同じようにw-inds.としてもっと進化していくためにはどうしたらいいかと自分を高めていく存在だったからです。

セルフプロデュースしてからのw-inds.は積極的に涼平くん、龍一くんにも歌ってもらうことでそれを新たな武器としていました。涼平くんの甘くて綺麗な歌声に龍一くんのセクシーな歌声、2人とも慶太くんの声を大事にしていて、自分たちは前に出たがらない性格だったのを慶太くんがw-inds.の武器になるからと説得することで歌うようになりました。元々慶太くんの高い声に合わせてコーラスをしていた2人なので音域も高くまで出てとてもいい声です。w-inds.のパフォーマンスの特徴として慶太くんを目立たせるために2人がバックダンサーとして立ち振る舞う部分と、w-inds.涼平、龍一として前に出てきて魅せる部分とのバランスの良さ、自分の役割に徹しているカッコよさがあります。

3人の歌声の良さを感じられる楽曲

3人のバランス感とダンスの個性、ダンス力、カッコよさがわかる楽曲

慶太くんの音楽センスはいまとても注目されていますが、涼平くんも龍一くんも音楽的な知識とセンスがある2人で、龍一くんはお父さんが音楽に携わる仕事(nhkののど自慢でもたまに演奏していました)をしており、幼き頃から生演奏を聴き育ちw-inds.1stライブ(当時16歳)でもギター演奏をするなど元々持っていたものを活かして表現できる人でした。それがわかる龍一くんのツイートはこちら(残念ながらお父さんのお店は昨年閉店してしまいました)

龍一くんがw-inds.とは別に活動しているバンドもとてもかっこいいです

ファン以外にはあまり知られていませんが静岡の放送局でActiveLifeという週1のレギュラーラジオ番組を6年半担当していて(今年の3月で担当交代)、優しい語り口で聞いている人の人生を豊かにするような新たな音楽の扉も開いてくれていました。中でも龍一くんが1日何回も聞くほど好きと話してた楽曲おすすめします。

龍一くんはw-inds.の中でもムードメーカーでMCでも率先して皆を盛り上げる役割をしています(元々慶太くん1人が歌うため、喉に負担をかけないように1番先に話す役割に徹していた)。MCでも前に話していたのが、人を傷つけない笑いが好きと言ってくだらないことを話してファンを楽しませてくれるのが龍一くんでした。w-inds.のライブはその完成されたパフォーマンスとゆるいMCがセットになってただクールなだけでなくw-inds.もcrew(ファンの総称)も温かい雰囲気になるのが特徴的です。

それが伝わる映像はこちら

龍一くんはこの映像の中でもわかるように、ストレートに感謝や愛の言葉を伝えてくれる人です。ここで言っていた“今日を素敵な1日にしましょう。だからw-inds.の音楽を楽しんでいって下さい。辛いことも沢山あるけれど、笑顔になれるこの瞬間があるから明日を生きていけると思います”という言葉、パフォーマンスだけでなく溢れる気持ちもこうして言葉に出す所が人間的な魅力です。ライブ中もライブをすることがたまらなく楽しくて笑顔が溢れながら踊ってしまうとこと、龍一くんが誰よりもライブという場所が好きで楽しんでいるのは見ている方にも伝わってきました。私も龍一くんの温かい言葉に励まされ、時におどける姿に笑ったり、ハット一つ被る仕草もセクシーで見惚れたり、龍一くんから沢山元気を貰った1人です。

w-inds.は2001年3月14日にスタートして19年間1度も不祥事もなく、止まることもなく毎年全国ツアーを行い海外公演もするような根強い人気のあるグループです。

それが来年20周年を迎える直前でこうして3人のw-inds.が終わってしまう事は未だに信じられないですし、ショックが大きいです。永遠に続くわけではない、当たり前ではない世の中でずっと続いていくと思わせてくれるくらい3人は仲が良くて、大きな壁にもぶつかっていって何度も立ち上がって挑戦し続けてきた人たちです。

今年1月に10年ぶりの単独公演となった台湾でもこれだけ多くのファンが待っていてくれました。

そしてファンクラブツアーもその後始まり、2/16の東京公演までは開催され、その後札幌、東京デビュー日を迎える公演はコロナウィルスの影響で中止となりました。2/16のライブに私も参加しましたが、その時 龍一くんはMCでも積極的に皆を楽しませてパフォーマンス中も最高にかっこいいw-inds.の姿をみせてくれて本当に楽しい時間を過ごせました。今回の脱退、事務所退社に至るまでに龍一くんがどんな思いで日々を過ごしていたのか、いつから心身症に苦しみながら大きな舞台に立ち続けてそれを涼平くんと慶太くんもファンに悟られないように振る舞っていたのか、考えてもわからないことですが、一つ言えるのは私がこれまで見てきた3人はお互いをリスペクトして支え合っていたこと、w-inds.が人生というくらい大事にしていたことです。10代から20代、30代と子供の頃から大人になっていく過程をファンも共に成長して過ごしてきました。始まりは路上ライブから。

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龍一くん脱退に伴うメッセージは以下の通りです。

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このメッセージからはまたいつか舞台に立ちたい気持ちも伝わってきて、涼平くんの悔しいという言葉からはこうならなかった未来への想いも、慶太くんからもその気持ちが伺えました。

活動休止にすることで待つことはできなかったのかなとも考えましたが、休んでる間も活動はまだかと急かされたり、真面目でサービス精神も旺盛なので早く戻らないとという気持ちから病状が悪化したりというのを考えると辞めて健康を取り戻すのが1番だなと思いました。今回ファンクラブの発表が5/31の21時、退社と脱退が5/31までだったのは日付が伸びるとファンの惜しむ声が本人の負担になってしまうからなのかなとも考えました。

苦しむ姿ではなくてファンクラブツアーまで龍一くんの優しい笑顔とかっこいいパフォーマンスと1番いい瞬間をみて終わりにできたのは本人が見せたかった姿として良かったのかなとも思いました。

私はいまこうなっている状況でもw-inds.はこれから慶太くんと涼平くんの2人で続いていくけれど、いつかまた3人が同じステージに立つことを諦めていません。きっと長い人生の中で生きて居れば色々ある1つで、龍一くんは少し他の景色を見にいってまた人間的にも魅力的になって帰ってくる旅路に出たと思うことにしました。不仲でも方向性の違いでもないお別れなので。それくらい3人のw-inds.がなくなるのは惜しいです。

龍一くんは趣味で海や山に登って、自然を愛する人です。あんな高い山に自分の足で1人登って綺麗な景色を見せてくれる人が、crewに沢山の幸せを19年も与えてくれた人が悲しい中で生きるはずはないと思っています。そして前に進む慶太くんと涼平くんも悲しみだけを背負って活動していく人じゃないとも思います。

慶太くんがインスタにいまの気持ちを投稿しています

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先はわからないけれどこれからのw-inds.をまだ歴史の1ページを一緒に過ごしたい。慶太くんの言う通り、龍一くんの抜けた穴は大きすぎて想像がつきません。これまでのw-inds.も龍一くんのバランス力、センスがあって一緒に作り上げてきたものだから。セルフプロデュースも慶太くんだけの意見で楽曲リリースが全て決まっているわけではなく、涼平くんと龍一くんの知識・音楽的なセンスも判断となりそこで3人とも納得してのリリースとなっています。

龍一くんがソロ曲“ORIGINAL LOVE”の歌詞でこう綴っています(w-inds.のライブではcrewが青いペンライトを振るのが恒例)

集まれば無敵 気付けば無限に 積み重ね続ける日々繰り返す 助け合う事も時々I'm lonelyの時はドキドキ まだ見ぬ景色求めて 青い光探して歩く僕らはまだ道の途中

w-inds.はこれまでも3人が前をひたすら歩いて、その挑戦して変わっていく姿を楽しみながらファンがついてきました。もう19年も一緒に歩いてきた人たちが、もし悩んで苦しんでこれから先をどうしたらいいか迷っているなら私たちファンが振る青いペンライトを心の道標にしてほしい。涼平くん、慶太くん、龍一くんの心に届くようにこれからも応援したいです。

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正直、2人になったw-inds.をどういう気持ちで見るのかはわかりませんが、龍一くんが言っている僕の大好きなw-inds.を居場所をこれからも守りたいです。

長くなりましたが、もしこのブログでw-inds.気になった方がいたらぜひこれまでのライブ映像や音楽をチェックしてみてください。

もっと多くの人の力が欲しいですし、このまま過去の人として終わらせたくないです。宜しくお願いします。